アパレルの在庫管理は色・サイズ別に|POSレジの選び方
同じ服でも色とサイズが違えば在庫は別。6種類のシャツを例に、商品コード、返品、取り置き、店間移動を整理し、小さなアパレル店に合うPOSを選びます。
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シャツが店に7枚あっても、白のMサイズが0枚なら、そのお客さまには販売できません。アパレルの在庫管理で先に把握したいのは、商品全体の枚数だけでなく、色とサイズごとの残りです。
会計のたびに該当する色・サイズの在庫が減り、返品や取り置きも同じ単位で記録できれば、棚を探してから答える場面を減らしやすくなります。小さな店の例で、POSへ登録する商品と必要な機能を整理しましょう。
会計と基本在庫から始めたい店はSquare、取り置きや店間移動を含めて構成を決めたい店はスマレジの相談が候補です。色・サイズ別の商品数と、今使っている在庫表を用意すると、必要な作業を伝えやすくなります。
1デザインを、色とサイズの組合せに分ける
在庫を分けて管理する商品単位をSKUと呼びます。同じシャツでも白・黒の2色、それぞれS・M・Lの3サイズがあれば、2色×3サイズの6SKUとして数えます。
| 色/サイズ | S | M | L | 色ごとの合計 |
|---|---|---|---|---|
| 白 | 1 | 0 | 2 | 3 |
| 黒 | 0 | 3 | 1 | 4 |
| 合計 | 1 | 3 | 3 | 7 |
この数量は説明用の架空在庫です。合計7枚と、白Mが0枚という二つの情報が分かれば、お客さまの希望に合わせて答えられます。商品名へ「白M」と付けるだけでなく、その商品の在庫数を別に管理する登録が必要です。
形が同じ商品を、共通のデザインとしてまとめる。
三つを別の在庫として登録し、売ったサイズの数を減らす。
こちらも三つに分け、白の商品とは別に残数を見る。
商品コード・SKU・バーコードを同じものとして扱わない
店で商品を整理する番号と、レジで読み取るバーコードには、それぞれ役割があります。バーコードを貼るだけで、色やサイズの在庫が自動で分かれるわけではありません。
| 何を表すか | 記事用の例 | 役割 |
|---|---|---|
| デザインをまとめる単位 | SH01 | 同じシャツの色・サイズ違いをまとめる |
| 色・サイズ別の商品識別 | SH01-BK-M、SH01-BK-L | 黒Mと黒Lを別の在庫として数える |
| バーコード | メーカーのコード、店で印刷するコード | レジで正しい登録商品を呼び出す |
このコードは説明例で、二社共通の付け方ではありません。SKUとJANなどのバーコードの番号を同じ意味として使わず、読み取ったコードがどの色・サイズを呼び出すかを確認します。
スマレジでは、商品コードは重複できず、色・サイズ別の商品をまとめる共通グループコードとは別です。Squareでは、色やサイズのオプションから商品のバリエーションを作ります。店で付けている番号と、各サービスの登録項目を合わせて整理しましょう。
小さな店は、色・サイズの登録と基本在庫から試す
1店舗で販売と残数の把握が中心なら、両社の無料範囲から比べられます。仕入れや店間移動まで処理したい場合は、その作業を含む有料プランを検討します。
| 必要な仕事 | Squareを試す場合 | スマレジを試す場合 |
|---|---|---|
| 色×サイズを登録する | オプションからバリエーションを作り、各在庫を扱う | 色・サイズ別に固有の商品コードを付け、共通グループでまとめる |
| いま何枚あるかを見る | 月額0円の基本在庫が候補 | スタンダード0円。1店舗・登録商品1,000点まで |
| 発注・店間移動などを扱う | リテールプラス月6,000円(税込)/店舗の範囲を検討 | リテールビジネス月15,400円(税込)/店舗の範囲を検討 |
金額はソフト利用料で、機器代・決済手数料などは別です。同じ行でも、含まれる全機能が同じという意味ではありません。スマレジの登録商品数は、デザインだけでなく、色・サイズ別の商品で数えて準備します。
料金・在庫機能・機器の全体像はスマレジとSquareの比較、スマレジのプランの違いは無料と有料の境目で確認できます。ここでは、自店の服をどの単位で登録し、販売できる数をどう見るかを決めます。
返品・取り置き・移動を反映し、販売できる枚数を把握する
在庫は、会計だけで動くものではありません。返品、取り置き、店間移動でも同じ色・サイズを選び、棚にある数と販売できる数を分けて扱います。
黒Mを黒Lへ交換するなら、戻る物と出す物を別に見る
黒Mが販売できる状態なら、その在庫へ戻し、代わりに黒Lを出します。返金を記録したことと、商品が棚へ戻ったことは別です。破損した黒Mは、通常の販売可能在庫へ戻さず、その状態に合う記録を行います。
通常の返品記録や赤伝票だけで、決済サービス側の返金まで完了するとは限りません。一方、所定のPAYGATE連携取消をスマレジの取引履歴から行うと、PAYGATE側にも連動します。両側の履歴を確認し、PAYGATE連携の取消手順に沿って進め、同じ返金を重ねて行わないようにします。
取り置きした2枚は、別のお客さまに売れる数に含めない
店内に黒Mが5枚あり、2枚を取り置きしているなら、別のお客さまへ販売できるのは3枚です。棚にある総数と、取り置きを除いた販売可能数を、在庫表でも区別します。
他店へ送る2枚は、出庫と受領を分ける
A店からB店へ黒Mを2枚送っている間は、両方の店で同時に販売できる在庫として数えないようにします。送り出した時点と受け取った時点を記録し、誰が更新するかを決めます。
お客さまに売れる色・サイズごとの数を見る。
店にあっても、別のお客さまに販売できる数には含めない。
出庫と受領を記録し、二つの店で同時に販売可能と数えない。
これらは、店で在庫を整理する考え方です。取り置き・返品・移動の個別機能が全プランに入るわけではないため、今の処理を伝え、必要な範囲を選びます。
棚の実数と合わないときは、色・サイズと保管場所を確かめる
同じデザインでも、まず色・サイズと保管場所を合わせます。まず、取り置きや返品の処理に漏れがないか確かめます。輸送中の商品や入荷・販売の入力漏れも調べ、数えた日と対象SKU、差が出た理由を記録します。
| 記録すること | 記入例(説明用) |
|---|---|
| 確認日・対象SKU | 2026年10月21日、SH01-BK-M |
| 帳簿数・実数・差 | 5枚・4枚・−1枚 |
| 調整理由 | 破損1枚の入力漏れを確認し、記録を修正 |
基本在庫の数を修正する操作と、専用の棚卸機能は分けます。一部だけ確認するときは、対象外の在庫まで更新しない方法を選びます。端末や読み取り方法も使う棚卸は、スマレジの棚卸の始め方で確認できます。
POSを選ぶ前に、よく売る1デザインで一連の操作を試す
商品を大量に登録する前に、よく売る1デザインを選びます。架空の商品と練習用の在庫を用意し、次の五つを確かめます。
- 2色×3サイズを登録する:色・サイズ違いを別の在庫として扱えるか。
- 一つの色・サイズを選ぶ:白Mの在庫だけを動かす手順を確認する。
- 交換を記録する:黒Mを戻し、黒Lを出す記録を合わせる。
- 必要な追加作業を試す:取り置きや他店への移動を、店の流れに合わせて見る。
- 次の仕入れを考える:足りない色・サイズを見つけられるか。
商品登録と基本在庫の詳しい操作はSquareの在庫管理、コードの読み取りと機器選びはバーコード会計で確認できます。
店舗数より、誰が何を更新するかで構成を決める
1人・1店舗で、販売と残数を把握できれば十分な店は、無料の基本在庫から始められます。複数の人が入荷・移動・棚卸を分担する店は、物の動きがどこへ記録されるかを重視します。
2店舗目の開店に合わせて店間移動も考える店は、2店のPOS構成で、商品と在庫の分け方、担当者の権限を整理できます。
たとえば、会計担当が販売を記録し、別の担当者が入荷数を表へ書いているなら、同じ色・サイズの在庫をいつ合わせるかが課題になります。入荷を誰が登録し、取り置きを誰が更新し、他店から届いた商品を誰が受け取るかまで、今の流れを書き出します。
色・サイズ別の商品数と、今は別の表で管理している作業が分かれば、プランや機器を相談しやすくなります。構成を固めたい方は、スマレジ相談前の準備で、持っていく店の情報を整理できます。
参考資料・出典
- Square 商品オプション(確認日:2026年10月7日)
- Square 小売POSの在庫管理(確認日:2026年10月7日)
- Square バーコードラベル(確認日:2026年10月7日)
- Square 返品・交換(確認日:2026年10月21日)
- Square 店舗間移動(確認日:2026年10月7日)
- スマレジ 商品登録(確認日:2026年10月7日)
- スマレジ 商品CSVアップロードの項目(確認日:2026年10月7日)
- スマレジ 取り置き販売(確認日:2026年10月7日)
- スマレジ 棚卸の設定(確認日:2026年10月7日)
- スマレジ 棚卸入力と積送・取置在庫(確認日:2026年10月7日)
- Square 小売向け料金(確認日:2026年10月7日)
- Square 小売POSの税込料金(確認日:2026年10月7日)
- スマレジ 料金(確認日:2026年10月7日)
- スマレジ 返品処理と決済の取消(確認日:2026年10月21日)


