料金・必要機器

Square(スクエア)の決済手数料と初期費用|月額料金・初年度の総額も解説

Squareの費用は、機器代と支払いを受けたときの手数料が基本です。4,980円のリーダーでできることから、紙レシートに必要な機器、売上別の年間費用まで順に紹介します。

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個人で仕事を受けていたときに決済サービスを使い、比べにくさに困った経験から、小さなお店向けのサービスを同じ基準で比べています。

Squareの料金と初年度費用。スマホ・リーダー・ターミナルの選び方。小さな店でカード決済を受け付けるイラスト。
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  1. Squareの決済手数料はいくら?支払方法と適用条件を確認
  2. Squareの初期費用|スマホ・リーダー・ターミナルを比較
  3. 月額0円で、決済と売上の記録を始められる
  4. 1年間の費用は、機器代に手数料を足して考える
  5. 入金は通常無料。仕入れの支払日に合う口座を選ぶ
  6. Squareが合うのは、固定費を増やさず会計を整えたい店

Square(スクエア)の費用は、主に「最初にそろえる機器代」と「カード払いなどを受けたときの手数料」です。基本の決済サービスに、毎月決まった利用料はかかりません。

機器は、お店でどんな会計をしたいかで選びます。たとえば、手持ちの対応スマホに、カードを読み取る小さな機器をつないで使う方法があります。この機器が「Square リーダー」で、本体価格は税込4,980円です。

紙のレシートも渡したい店には、印刷までできる機器があります。まずは決済手数料とその適用条件を確認し、必要な機器代や月額料金を含めて、初年度にかかる総額を見ていきましょう。

Squareの決済手数料はいくら?支払方法と適用条件を確認

月額料金がなくても、カード払いなどを受けると手数料がかかります。これは、受け取った金額のうち、一定の割合をSquareへ払う仕組みです。現金で受け取った売上には、この手数料はかかりません。

店頭でカード払いを受ける場合、条件に当てはまる小規模事業者の手数料は2.5%です。たとえば、その料率で5,000円の会計をすると、次のようになります。

1回の会計でのお金の動き金額
お客さまがカードで払う5,000円
Squareへ払う手数料125円
手数料を引いた、入金の対象額4,875円

2.5%で計算できる店とカードを確かめる

この料率は、すべての店・支払い方法に共通ではありません。事業者の条件と、使われるカードの両方が対象になっている必要があります。

事業者の主な条件は、事業全体の年間キャッシュレス決済額が3,000万円未満であること。ここでいうキャッシュレス決済額は、現金以外で受け取った売上で、Square以外の決済サービスで受けた分も含みます。さらに、中小企業の定義に当てはまり、上場企業や企業グループと関連性がないことなどの条件があります。

対象は、次の6ブランドを使う店頭のカード払いです。

  • Visa
  • Mastercard
  • American Express
  • JCB
  • Diners Club
  • Discover

以下では、この6ブランドによる店頭の売上を「対象カード売上」と呼びます。

適用条件を満たさない場合は、通常3.25%〜または個別の料率になります。自店の条件はSquareの手数料案内で確認でき、登録後は管理画面に表示される料率で計算します。

支払い方法が違うと、手数料の割合も変わる

お客さまが電子マネーやQRコードで払う場合や、ネット上で支払いを受ける場合は、店頭のカード払いとは料率が異なります。自店で受け付ける方法の行を見ます。

支払いの受け方決済手数料
上の条件を満たす、対象6ブランドの店頭カード払い2.5%
電子マネー(交通系IC・iD・QUICPay)3.25%
QRコード決済(PayPayなど)3.25%
ネットショップ・支払い用リンクでの決済3.6%
Square 請求書でのカード決済3.25%
カード番号などを手入力、または保存済みのカードで決済3.75%

複数の方法で支払ってもらう店は、売上を支払い方法ごとに分けて計算します。たとえばカードと電子マネーを受け付ける店なら、それぞれの手数料を出してから合計します。

月の売上を分けて計算する例手数料の目安
対象カード売上20万円 × 2.5%5,000円
電子マネー売上10万円 × 3.25%3,250円
合計8,250円

Squareの初期費用|スマホ・リーダー・ターミナルを比較

会計では、店側が金額を入力し、お客さまにカードなどで払ってもらいます。その操作をスマホで行うか、専用の機器にまとめるかが、最初の選びどころです。

カードをかざして払ってもらうだけなら、対応スマホで始められます。 カードを差し込む支払いも受けたいなら、先ほどのリーダーをつなぎます。金額の入力から紙レシートの印刷まで1台にまとめたものが「Square ターミナル」です。

下の図では、必要な機器の数と、購入時に払う金額を比べられます。価格は税込。スマホは手持ちの対応機種を使う前提です。

機器を増やさず始める

対応スマホ

追加機器 0円

カードをスマホにかざしてもらう。レシートはメールなどで送る。

カードの差し込み払いも受ける

スマホ+リーダー

機器代 4,980円

金額はスマホで入力。お客さまはリーダーで支払う。

会計とレシート印刷をまとめる

ターミナル

機器代 39,980円

金額入力・決済・レシート印刷を1台で行う。

荷物を減らしたいなら、スマホのタッチ決済

月に数回の出店や、まずカード払いを受け付けてみたい店には、追加機器を買わずに使えるタッチ決済が合います。Squareのアプリで金額を入力し、お客さまのタッチ対応カードなどを店のスマホにかざしてもらいます。

iPhone・Androidとも対応機種が必要です。Squareの対応端末一覧で、自分の機種とOS、使いたいタッチ決済の組み合わせを確かめます。

カードを差し込む決済や、Suica・iD・QUICPayなどの電子マネーも受けたいなら、次に紹介するリーダーとスマホの組み合わせを検討しましょう。PayPayなどのQRコード決済は、別途申込み・審査を済ませれば、POSレジアプリに表示するQRコードで受け付ける方法があります。

カードの差し込み払いや電子マネーも受けるなら、リーダー

「タッチできないカードだったら困る」「交通系ICでも払えるようにしたい」。そんな店には、Square リーダーと対応スマホの組み合わせをおすすめします。

リーダーは手のひらサイズで、スマホやタブレットとはBluetoothで接続します。店側はアプリで商品を選ぶか金額を入力し、お客さまに、リーダーへカードを差し込むか、かざす操作をしてもらいます。会計用の大きなレジを置く余裕がないカウンターにも取り入れやすい構成です。

4,980円は本体の購入費です。通信はスマホ側のモバイル回線やWi-Fiを使い、レシートはメール・SMSで送る方法を選べます。

紙レシートを毎回渡すなら、ターミナル

施術後や物販の会計で紙レシートを渡したいなら、プリンター内蔵のSquare ターミナルが分かりやすい選択です。金額入力用の画面もあるため、会計用スマホと外付けプリンターを別々に用意せずに済みます。

Square公式写真。カウンターに置いたSquare ターミナルの画面へ、お客さまがカードをかざしている。
引用:Square「Square ターミナル」

公式写真のように、本体の画面側がお客さまのカードをかざす場所になります。スマホと小型リーダーを並べる構成とは違い、画面操作から支払いの受付まで本体にまとまっています。ここにレシート印刷も備わるので、機器間の接続を増やしたくない店に向きます。

リーダーとの差額は35,000円。その差は、画面・決済・印刷をまとめるための費用です。紙が不要で手持ちのスマホを使えるなら、リーダーのほうが初期支出を抑えられます。

ターミナルにはインターネット接続が必要です。店のWi-Fiを使う構成なら、本体とロール紙を用意します。有線LANやUSB周辺機器をつなぐ場合は専用ハブも必要になるため、その代金も予算へ加えます。すでにPOSやプリンターがある店は、紙レシートを出せる構成の選び方も参考になります。

月額0円で、決済と売上の記録を始められる

Squareの基本の決済サービスは、登録料・月額固定費・通常の振込手数料が0円です。営業しない月に、決済サービスの月額料金だけが残らない点は、不定期出店や開業直後の店に合っています。

無料のSquare POSレジアプリでは、商品を登録して会計し、その売上を記録できます。たとえば施術メニューと店販の商品を登録しておけば、毎回電卓で合算する代わりに、商品を選んで支払いへ進めます。営業後には売上レポートを見返せるので、決済受付と日々の集計を一緒に整えられます。

予約のやり取りも減らしたくなったら、Square予約の無料・有料プランを別に検討できます。

1年間の費用は、機器代に手数料を足して考える

機器と手数料の仕組みが分かったら、1年間でいくらかかるかを見てみます。最初の年は、購入する機器代に、1年分の決済手数料を足します。

選ぶ機器で変わるのは、主に最初の支出です。同じ売上・同じ料率なら、日々の支払いにかかる手数料は変わりません。 また、機器代は購入時、手数料は支払いを受けたときに負担します。

まずは、リーダーを買い、対象カード売上が毎月30万円ある店の例です。手持ちの対応スマホを使い、前の節で説明した2.5%の条件を満たす場合で計算します。

開業時に用意リーダー 4,980円

本体を1台購入

営業しながら負担月7,500円 × 12か月

対象カード月30万円 × 2.5%

最初の1年の合計 94,980円

自店に近い売上の行で、機器ごとの総額を比べる

下の表に、月の対象カード売上ごとの初年度費用をまとめました。自店に近い売上を選び、その3行で機器ごとの総額を比べます。

手持ちの対応スマホ・通信環境を使い、毎月同じ対象カード売上がある店の試算です。料率2.5%、12か月営業、有料機能なしで、リーダー・ターミナルは1台を一括購入します。スマホ購入費・通信費・追加の周辺機器・補充用ロール紙は別です。

実際の手数料は取引ごとに端数処理されるため、総売上からの試算と差が出る場合があります。

月の対象
カード売上
使う機器初年度費用
5万円スマホのみ15,000円
5万円リーダー19,980円
5万円ターミナル54,980円
30万円スマホのみ90,000円
30万円リーダー94,980円
30万円ターミナル129,980円
60万円スマホのみ180,000円
60万円リーダー184,980円
60万円ターミナル219,980円
対象カード月30万円、2.5%、12か月の初年度費用を、スマホ90000円、リーダー94980円、ターミナル129980円で比べる図。
前の表の月30万円の3構成を比較。機器は1台購入し、手持ちの対応スマホ・通信を使う例です。追加機器や通信費などは別です。

スマホだけなら機器購入費がなく、表の金額は決済手数料のみです。同じ売上なら、リーダーを加える費用は4,980円、印刷までまとめるターミナルは39,980円。受けたい支払い方法と、紙レシートを渡す頻度で選びます。

月2回の出店なら、出店日ごとの売上から費用を計算する

不定期に出店する場合は、1日のカード売上に年間の出店回数を掛けて、手数料を計算します。

次は、1日の対象カード売上が5万円、月2回・年間24回の出店を想定した例です。料率は2.5%、手持ちの対応スマホ・通信環境を使い、有料機能は追加しません。通信費・ロール紙などは別です。

出店にかかる費用の計算金額
年間の対象カード売上:5万円 × 24回1,200,000円
年間の手数料:上の売上 × 2.5%30,000円
リーダーを買った場合の初年度合計34,980円
ターミナルを買った場合の初年度合計69,980円
マルシェの店主が商品と紙袋、費用メモを用意する場面のイメージ。
出店準備のイメージ。紙レシートを渡す頻度と、手持ちのスマホで受けたい支払い方法から機器を選びます。

年に数回だけ紙を求められる店と、毎回レシートを渡す店では、印刷までできる機器にお金をかける理由も変わります。

2年目は、買い替えなければ機器代がなくなる

2年目以降は、同じ機器を使い続けるなら購入費を足す必要はありません。有料機能なども追加しなければ、比較するのは主に決済手数料です。

たとえば、対象カード売上が毎月30万円、料率2.5%のままなら、年間の決済手数料は90,000円。リーダーでもターミナルでも同額になります。通信費やロール紙などは、引き続き別にかかります。

初年度費用の計算ツールでは、売上や機器代を変えて比べられます。ほかのサービスと比較するときも、最初の年は機器代込み、翌年以降は買い替えの有無を分けて見ると判断しやすくなります。

入金は通常無料。仕入れの支払日に合う口座を選ぶ

カード払いの売上も、すぐに銀行口座へ入るとは限りません。仕入れや家賃の支払いがある店は、手数料と合わせて入金日を見ておきます。

登録する金融機関通常の入金
三井住友銀行・みずほ銀行翌営業日
その他の金融機関水曜締め・同じ週の金曜日

通常入金は自動で、振込手数料は0円です。銀行休業日には振り込まれないため、連休前後は銀行の営業日と振込予定を確かめます。

急ぎのときに使える即時入金は、送金額の1.5%がかかる別サービスです。即時入金を使う場合だけ、この費用を予算へ加えます。

Squareが合うのは、固定費を増やさず会計を整えたい店

手持ちのスマホを生かし、少ない機器で決済と売上記録を始めたい店には、Squareが有力です。 売上がまだ読めない時期でも月額0円で使え、紙の発行が必要になれば、印刷に対応した機器を追加できます。

毎日営業し、対象カード売上が大きい店では、月額有料でも料率の低いサービスが年間で安くなる場合があります。SquareとSTORESの比較で、機器代と月額も含めて比べてください。対応するiPhone・iPadを持っていて、Airペイのリーダー貸与を検討したい店には、SquareとAirペイの比較が役立ちます。

決済と紙の控えの発行を1台にまとめたい店は、PAYGATEとSquare ターミナルの比較で、端末代・月額・自店に適用される料率と入金日を比べられます。

導入する機器が決まったら、申込み前にそろえる情報・資料を用意します。サロンの回数券や前払いコースなどは取扱条件があるため、提供する内容を正確に申告して利用可否を確かめます。登録後は必要な決済方法の審査と口座確認を済ませ、アプリや機器を設定してから営業に使います。

登録前には、使うスマホと支払い方法、紙レシートの必要性を確認します。ターミナルで有線LANや周辺機器を使う店は、専用ハブの購入も予算へ加えます。

参考資料・出典
  1. Square 決済手数料・入金スケジュール(確認日:2026年9月9日)
  2. Squareの手数料について(適用条件・端数処理)(確認日:2026年10月8日)
  3. Square リーダー(第2世代)(確認日:2026年10月8日)
  4. Square ターミナル(確認日:2026年10月8日)
  5. Square ターミナル 詳細仕様(確認日:2026年9月9日)
  6. Square iPhoneのタッチ決済(確認日:2026年9月9日)
  7. Square Tap to Pay on Android(確認日:2026年9月9日)
  8. Square 対応端末一覧(確認日:2026年9月9日)
  9. Square 決済の料金体系(オンライン・請求書)(確認日:2026年9月9日)
  10. Square 電子マネー決済(確認日:2026年9月9日)
  11. Square QRコード決済(確認日:2026年9月9日)
  12. Square POSレジの各種機能(確認日:2026年9月9日)