マルシェ・イベントのキャッシュレス決済|持ち物・通信・当日の会計
月に数回の出店でも使いやすい決済を、スマホ・カードリーダー、年間費用、会場の通信と充電から選びます。SquareとAirペイの違い、出店前から当日の準備まで説明します。
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月に数回のマルシェ出店なら、毎月の固定費をかけず、対応スマホでカード払いを受けるところから始められます。差し込み払いも受けたいなら、スマホにつなぐ小さなカードリーダーを足す構成が便利です。
Squareの公式情報によると、対応するiPhone・Androidを会計に使えます。カードリーダーは税込4,980円。出店しない月の基本利用料は0円で、支払いがあったときに決済手数料がかかります。
選ぶときは価格だけでなく、当日の荷物と通信も一緒に考えます。ここでは、作品や商品を対面販売する出店者が、サービスを選んで会場で使うまでを説明します。
マルシェで使う決済端末は、受け付けたい支払方法で選ぶ
スマホを使う決済には、スマホ自体にカードをかざしてもらう方法と、別の機器でカードを読む方法があります。後者の小さな機器がカードリーダーです。
荷物を最小限にするならスマホだけ。タッチに対応していないカードや電子マネーも受けたいなら、リーダーを使う構成から選びます。
| お客さまに使ってもらいたい支払方法 | 用意する構成 |
|---|---|
| タッチ対応カード | 対応スマホでのタッチ決済 |
| カードの差し込み払い | 対応スマホ + カードリーダー |
| 交通系IC・iD・QUICPayなど | 対応するリーダー等 + 各決済方法の審査 |
| 紙のレシートも渡す | 印刷できる機器、または対応プリンターを追加 |
スマホにカードをかざす方法は、Suicaなどの電子マネーをそのまま読める機能ではありません。Squareでスマホのみを選ぶ場合は、カードのタッチ決済と、別途審査を受けたQRコード決済などを区別して店頭表示します。
紙が不要なら、電子レシートで荷物を減らせます。仕事用の商品を買うお客さまが多いなど、紙を求められる場面があるなら、紙レシートを出す機器も予算に含めましょう。
AndroidならSquare、iPhoneがあるならAirペイも比較する
手持ちのスマホを使えると、本体を買い足す費用がかかりません。Squareは対応するiPhone・Android、Airペイのリーダーは対応するiPhone・iPadで使います。
Airペイはリーダーの無償貸与があり、月額の基本料金も0円です。iPhoneだけでカードのタッチ決済を受ける「Airペイ タッチ」もあります。iPhoneをすでに持っている人なら、Squareだけでなく候補に入ります。
| 出店の状況 | 先に見る候補 |
|---|---|
| 今のAndroidを使いたい | Squareの対応機種 |
| 対応iPhoneで荷物を減らしたい | Squareのスマホ決済、Airペイ タッチ |
| 対応iPhone・iPadがあり、差し込みも受けたい | Square リーダーとAirペイの貸与リーダー |
申込み前に、手持ちのスマホの機種とOSが対応しているかを確かめます。古い機種を買い足すときも、使うリーダー・アプリの組み合わせまで照合しましょう。参照:Square「対応端末一覧」(2026年9月12日確認)、Airペイの動作環境。
Airペイでは、常設店とイベントなど利用場所が異なる場合、店舗ごとの申込みが必要になる案内があります。常設店で使っている人も、イベントへ持ち出す前に利用場所が異なる場合の申込み方法を確認してください。新規の出店者は、販売する商品と出店形態を登録時に伝えます。
1回の出店で払う手数料を、売上から考える
手数料は、カードで受け取った代金の一部です。2,000円の商品を2.5%で決済すると、手数料は50円。現金で受け取った代金には、このカード手数料はかかりません。
次の表は、1回の出店でカード払いが5万円、月2回・年間24回出店する想定です。全額にSquareの2.5%が適用される場合を使います。
| 期間 | カード手数料の目安 |
|---|---|
| 1回の出店 | 1,250円 |
| 月2回 | 2,500円 |
| 1年・24回 | 30,000円 |
Squareの2.5%は、条件を満たす事業者が主要6ブランドのカードを対面で受ける場合の料率です。事業全体の年間キャッシュレス決済額が3,000万円未満で、日本の中小企業の定義に当てはまり、上場企業・企業グループとの関連性がないことなどが条件になります。対象ブランドは次のとおりです。
- Visa
- Mastercard
- American Express
- JCB
- Diners Club
- Discover
条件対象外や電子マネー・QRには別の料率が適用されます。
リーダーを買うなら、初年度は34,980円が一例
上の出店条件で、手持ちのスマホを使いSquare リーダーを買う場合、機器代4,980円と年間手数料30,000円で初年度34,980円です。最初に払うのは機器代で、手数料は出店の売上に応じて発生します。
スマホだけで足りるなら、この例の機器代は不要です。別にモバイルバッテリーや通信契約を用意する場合は、その追加費用を足します。出店料・仕入れ・交通費は決済費用とは別に残るので、1回ごとの収支を考える際にまとめて差し引きます。
Airペイは通常のカード手数料が3.24%で、条件を満たして割引が適用されると対象カードは2.48%になります。同じ年間120万円のカード売上なら通常38,880円、全額に割引適用済みなら29,760円。少ない出店回数では、わずかな料率差のためにスマホを買い替えるより、手持ちの機器を生かす方が費用を抑えやすくなります。
Airペイの割引はブランド別の決済額・業種・事業者条件と審査があり、自動適用ではありません。両社の初年度費用はSquareとAirペイの比較でも確認できます。
会場に持っていくのは、決済機器・電源・案内の3組
カードリーダーだけでは会計できません。スマホが金額入力と通信を担い、リーダーはカードを読み取ります。Square リーダーはBluetoothでスマホにつなぐので、会場Wi-Fiがなくても、スマホのモバイル回線が使えれば運用できます。
対応スマホ
必要ならカードリーダー
登録済みの商品・価格
充電済みの機器
モバイルバッテリー
各機器に合うケーブル
利用できる支払方法の表示
価格表・レシートの案内
現金用の釣り銭
テーブルを設営する時点で、出店位置の通信を確かめます。会場Wi-Fiが使える場合も、ログイン操作が必要か、利用時間に制限があるかを先に見ておくと、会計中に慌てずに済みます。Airペイのリーダーは更新時にWi-Fiが必要なので、初期設定・更新は出店前に済ませます。
屋外では直射日光や雨を避けられる位置に機器を置き、お客さまがカードを差し込める場所を空けておきます。商品を包む場所と会計する場所を少し分けると、ケーブルや機器を動かさず受け渡しできます。
電波が不安定なときは、取引履歴を見てから次の支払いへ
決済中に画面が止まったら、完了しているか分からないままカードを読み直すのは避けます。取引履歴や端末の案内を確認してから、再決済や現金払いへ進みます。
Squareには対応機器・決済方法で使えるオフライン決済もありますが、通信復帰後の送信期限があり、承認されない取引のリスクも店側に残ります。初めての出店は、通常の通信での決済と、使えないときの現金対応を基本に組み立てる方が分かりやすくなります。具体的な通信構成はWi-Fiがない場所で決済する準備へ。
出店前に設定を済ませ、当日は完了画面まで見届ける
申込みは出店日が決まった段階で進めます。カード・電子マネー・QRはそれぞれ利用開始のタイミングが違うため、必要なブランドの承認と機器の到着を待つ時間を取ります。
| 時期 | 済ませること |
|---|---|
| 申込み時 | 商品、価格、出店形態を説明できる資料と入金口座を用意 |
| 機器が届いたら | アプリ・OS・機器を更新し、接続と商品登録を済ませる |
| 前日 | スマホとリーダーを充電。使える支払方法の表示を準備 |
| 開場前 | 出店位置の電波、接続、価格を確認 |
| 販売時 | 合計金額を伝え、決済完了を見てから商品を渡す |
| 終了後 | 売上記録と入金予定を確認して次の仕入れへ |
Squareを選ぶ場合は、申込みから初めての会計までの手順を使って準備できます。手持ちのスマホで始め、必要な支払い方に合わせて機器を足していけば、荷物と費用を把握したうえで出店に臨めます。
参考資料・出典
- Airペイ 決済手数料ディスカウントプログラム(確認日:2026年9月12日)
- Square iPhoneのタッチ決済(確認日:2026年9月12日)
- Square Androidのタッチ決済(確認日:2026年9月12日)
- Square リーダー(確認日:2026年9月12日)
- Square 手数料と適用条件(確認日:2026年9月12日)
- Square オフライン決済(確認日:2026年9月12日)
- Airペイ 料金・必要機器(確認日:2026年9月12日)
- Airペイ タッチ(確認日:2026年9月12日)
- Airペイ 複数の店舗で利用する場合の申込み方法(確認日:2026年9月12日)


