月額無料と低手数料、どちらが得?
月額無料プランと月額有料・低手数料プランを、年間売上と損益分岐で比較し、自店に合う方を判断する方法を説明します。
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売上が少ないうちは月額無料が選びやすく、カード売上が増えると有料プランが安くなることがあります。 ただし「月額÷料率差」だけで分かるのは継続費用。初年度は端末代も入れて比べます。
比べる売上は、現金を除いた「対象カードの売上」
月商100万円の店でも、現金が60万円なら、100万円全体に決済手数料がかかるわけではありません。
さらに、カード・電子マネー・QRで料率は別です。まず、次の3つを分けて書き出しましょう。
| 分けるもの | 例 |
|---|---|
| 現金売上 | 決済手数料の計算に入れない |
| Visa・Mastercardの売上 | この例の低料率が適用される売上 |
| ほかのカード・QR・電子マネー | それぞれの料率で計算する |
開店前で内訳が分からなければ、少なめ・多めの2通りで試算すると、無理な年間契約を避けやすくなります。
月額3,300円を回収するには、カード売上がいくら必要?
STORESのフリー2.48%と、年間契約のスタンダード1.98%を、Visa・Mastercardだけで比べます。
料率差は0.5ポイント。売上10万円につき、手数料が500円下がる計算です。
| 月の対象カード売上 | 月の手数料削減額 | 月額3,300円との差 |
|---|---|---|
| 10万円 | 500円 | 2,800円負担増 |
| 30万円 | 1,500円 | 1,800円負担増 |
| 66万円 | 3,300円 | 同額 |
| 100万円 | 5,000円 | 1,700円負担減 |
端末代を除いた分岐点は、3,300円÷0.005=月66万円です。STORESの対象となる小規模事業者の料率を使用しています。
新しく端末を買う年は、月19万8,000円が境目
フリーでは端末27,720円を購入。スタンダードの年間契約では1台を無償で借りられます。
そのため、両方とも端末がない状態から始める初年度は、固定費の差が小さくなります。
(年額39,600円−端末27,720円)÷0.005=年237万6,000円。
12か月で割ると月19万8,000円です。月66万円と矛盾しているのではなく、比較する費用が違います。
貸出端末は解約時に返却が必要です。無料でもらえる端末として扱わないでください。
季節営業なら、売上のない月の月額も足す
年間契約の固定費39,600円は、営業が3か月でも12か月でも同じ前提です。
例えば営業月のカード売上が100万円でも、年3か月なら年間売上は300万円。料率差による年間削減額は15,000円で、固定費39,600円には届きません。
「忙しい月の売上」ではなく、1年間の対象カード売上の合計で判断しましょう。
候補が決まったら、端末込みの総額を出す
費用は次の式でそろえます。
初年度費用=端末代+12か月分の固定費+年間の決済手数料
スマホ、プリンター、通信、振込手数料が増える場合は、それも加えます。有料プランで業務が減るなら、その価値は費用とは分けて判断してください。
- 売上がまだ少ない・不定期営業:Squareの初年度費用
- STORESを通年で使う予定:SquareとSTORESの比較
- 自店の数字で比べたい:初年度費用を計算する
料金条件はSTORES公式の料金表で最終確認できます。
参考資料・出典
- Square 決済手数料(確認日:2026年9月8日)
- STORES 決済 料金プラン(確認日:2026年9月8日)