POSレジの選び方

パン屋の持ち帰り・イートインに合うレジ|スマレジとSquareの税率・商品登録

持ち帰りと店内飲食があるパン屋向けに、スマレジとSquareの税率設定を比較。両方が混じる会計の操作、店内・持ち帰りの価格、紙レシート、機器代、会計の取消を導入前に確かめます。

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個人で仕事を受けていたときに決済サービスを使い、比べにくさに困った経験から、小さなお店向けのサービスを同じ基準で比べています。

パン屋のカウンターで店員がレジを操作し、持ち帰りの紙袋と店内席が見えるイラスト。パン屋のレジ選び、持ち帰りとイートイン。

パンの種類と、店内・持ち帰りの希望を確認する。

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  1. 販売時に、店内で食べるパンを確認する
  2. スマレジは、会計中に商品ごとの税率を選べる
  3. Squareは、パンの税率を店内・持ち帰りに合わせて設定する
  4. 店内と持ち帰りを同じ税込価格で売るか決める
  5. 紙レシートと現金の受取りに合わせて機器を選ぶ
  6. 営業前に、レシートの印刷と会計の取消まで試す

持ち帰りとイートインがあるパン屋は、会計中に商品の税率を選びやすいレジを選びましょう。同じトレーに両方が混じる場合も、商品ごとに分けて記録する必要があります。

対応iPadで、商品ごとに店内・持ち帰りを選びたい店はスマレジが候補です。月額を抑え、レジとカード決済を一緒に始めたい店はSquareも比較できます。

「食パンは持ち帰って、クロワッサンだけ店内で食べます」という会計もあります。店員は食べる場所を聞き、商品ごとに税率を選びます。導入前に、いつも売るパンを使って、この操作を試してみましょう。

基本の会計と複数税率対応は、両社とも月額0円の範囲から検討できます。自動釣銭機や店舗管理など、別の機能が必要になったときに有料プランを足します。

販売時に、店内で食べるパンを確認する

2026年10月12日時点では、酒類・外食を除く飲食料品の軽減税率は8%、店内での飲食に当たるものは10%です。パンの持ち帰りと、店のテーブルなどで食べる場合を、販売時に区別します。

「店内でお召し上がりになるパンはありますか」と聞けば、一部だけ店内で食べるお客さまにも答えてもらいやすくなります。販売時に店内の設備を使う意思を聞き、商品の税率を選びます。

会計の例記録する税率の例
食パンを持ち帰る軽減8%
店のテーブルでクロワッサンを食べる標準10%
食パンは持ち帰り、クロワッサンは店内商品ごとに8%と10%を分ける
持ち帰りの酒類を一緒に買う酒類は軽減対象から除き、10%

この表は、一般的なパン屋の持ち帰りと店内飲食の例です。設備や提供方法が特殊な店は、税務署や税理士に適用を確認してから登録します。レジで最初に表示する税率を決めておくと、忙しい時間も操作をそろえやすくなります。

パン屋の店員が紙袋と皿を示し、お客さまに持ち帰りと店内飲食を確認する場面のイラスト。
お客さまのトレーを見ながら、店内で食べる商品を確認します。

スマレジは、会計中に商品ごとの税率を選べる

スマレジでは、商品や部門の税設定を「標準」「軽減」「販売時に選択」から選べます。店内でも持ち帰りでも売るパンは「販売時に選択」にします。会計にその商品を追加すると、テイクアウト・イートインを選べます。

商品を会計へ追加したときに、毎回選択肢を出したい店は、販売時の初期値を「なし」にします。持ち帰りが多い店は、「軽減」を初期値にして、店内で食べる商品だけ変更する方法もあります。

毎回選ぶか、店内分だけ変えるかを店で決められます。スタッフには、選んだ方法をそろえて教えます。

同じトレーに持ち帰り用と店内用が混じる場合も、会計へ追加した商品明細から税率を変更できます。食パンは持ち帰り、クロワッサンは店内という一会計を、デモで見せてもらいます。

Squareは、パンの税率を店内・持ち帰りに合わせて設定する

Squareでは、8%と10%の消費税を別の名前で登録し、対象の商品を指定できます。価格を税込で登録するか、税別で登録するかも設定します。名前を分けると、売上レポートでも税率を見分けられます。

Squareの公式ヘルプによると、利用するモードによって「ダイニングオプション」「お届け方法」など表示名が異なります。飲食店向けのモードでは、従来のダイニングオプションから「お届け方法」へ移行する手順があります。「店内利用」「持ち帰り」の選択に合わせ、パンに適用する税金を設定します。

パンの税率が店内利用では10%、持ち帰りでは8%になるように、次の条件を設定します。

  • 店内利用では、軽減8%を適用しない。
  • 持ち帰りでは、標準10%を適用しない。

酒類は持ち帰りでも10%です。パンと酒類は、税金を適用する商品の設定を分けてください。

飲食店向けのモードでは、カート内の対象商品を選び、提供方法を選択して保存します。Square レストランPOSレジアプリでは、対象商品から[変更]を選び、お届け方法を指定して[保存]する流れです。8%と10%を両方オンにするだけで済ませず、対象商品と提供方法の条件を先に設定します。

同じ会計に両方が混じる店は、商品の提供方法と適用税率を実機で確認してください。同じパンを2個買い、一つずつ店内・持ち帰りに分ける場合も、導入するアプリと機器で操作を確かめます。

オンライン注文を受ける店は、店頭POSとは別にオンライン注文の税設定を確認します。

比べる操作スマレジSquare
同じパンを2つの用途で売る商品ごとの「販売時に選択」を設定2税率の対象商品と、店内・持ち帰りの条件を設定
一会計に店内と持ち帰りが混じるカートの商品明細でテイクアウト・イートインを変更導入前に実機で商品別の税率変更を確認
スタッフの選び方をそろえる初期値なし・標準・軽減から店に合う設定店内・持ち帰りの提供方法と税金名をそろえる

商品ごとに税率を選ぶ操作を見せてもらいながら、機器や現金の受取りまで相談したいならスマレジが候補です。少ない機器でカード決済も始めたいなら、Squareの無料POSと対応端末から試せます。

店内と持ち帰りを同じ税込価格で売るか決める

店内と持ち帰りで、税込価格を同じにするか決めます。

たとえば本体価格300円なら、持ち帰り324円、店内330円です。一方、税込324円で統一する場合は、店内分の税抜相当額が持ち帰りと異なります。税額の端数処理はレジと請求書の設定に合わせます。

1. 販売価格を決める

店内と持ち帰りを同額にするか。値札と店内メニューの表示をそろえる。

2. 商品と税設定を登録

パン、飲み物、酒類を区別。店内・持ち帰りの選択を設定する。

3. 同じトレーで試す

店内用と持ち帰り用が混じる会計、値引き、会計前の変更を試し、紙レシートを確認する。

画面の選択だけでなく、値札・請求額・レシートが店の方針に合うかを一緒に確認します。

登録用の表は「パン名・販売価格・税率の選び方」を基本にします。レジで押すボタンを食パン・惣菜パンなどの部門にまとめれば、バーコードのないパンでも商品を探しやすくなります。商品名や並べ方は、いつものトレーでスタッフが選べるかを見て決めます。

紙レシートと現金の受取りに合わせて機器を選ぶ

税率対応だけのために、大きなレジ一式を買う必要はありません。小さな店なら、手持ちの対応端末から必要な機器を足せます。

店の希望機器と費用の出し方
Squareでカード払いに対応し、紙のレシートは省く手持ち対応スマホ・タブレット+Square リーダー4,980円(税込)。通信費と決済手数料は別
Squareで紙レシートも渡すSquare ターミナル39,980円(税込)。現金用ドロアなどは必要に応じて追加
スマレジで商品選択と紙レシートをそろえる対応iPad+対応プリンター+必要なドロア。手持ち機器を伝えて見積もる
お客さまが現金を入れ、お釣りを受け取る自動釣銭機、必要なプラン、お客さま用の機器の費用を比較する

スマレジのスタンダードとSquareの基本POSは、月額0円の範囲があります。上のSquare リーダーを使う例で、手持ち端末を使い有料機能を加えなければ、最初に払う機器代は4,980円です。年間費用には、決済手数料、回線、必要な追加機器を加えます。Squareの初年度費用で自店の売上を当てはめられます。

現金の受取りやお釣りの受渡しも機器へ任せたい店は、自動釣銭機の費用を別に相談します。スマレジで自動釣銭機を使うには、プレミアムプラス以上が必要です。無料プランの税率設定とは、必要な契約が異なります。

営業前に、レシートの印刷と会計の取消まで試す

営業前には、食パンを持ち帰り、クロワッサンを店内で食べる注文を試します。紙のレシートで、税込合計と税率別の金額、軽減対象の表示を確認します。スマレジの公式ヘルプによると、軽減対象商品には「※」が付きます。Squareも導入する機器で印字を確かめます。

会計前にお客さまが「これも持ち帰ります」と変えたら、提供時の希望に合わせて該当商品の税設定を確認します。最初の入力を誤った場合の訂正は、現金・カードなどの支払い方法に合う手順で行い、売上記録と返金の両方を確認します。いつでも差額だけを返せるとは限りません。

一方、提供時に正しく意思を確認した後でお客さまの気が変わった場合は、最初の入力誤りとは別です。国税庁のQ&Aでは、飲食料品を提供した時点の意思確認などで税率を判定します。後から残りを持ち帰る場合などを、一律に税率の訂正として扱わないようにします。

導入前の相談には、よく売るパン10種類ほど、店内用の価格、混在する注文例を用意します。紙レシートが必要か、現金をどう受け取るかも伝えます。

自店のパンを登録し、税率を切り替え、レシートを渡すところまで試してから選びます。月額だけでは分からない、店員の操作しやすさも確認できます。

参考資料・出典
  1. 国税庁 消費税の軽減税率制度(確認日:2026年10月12日)
  2. 国税庁 軽減税率Q&A個別事例編(確認日:2026年10月12日)
  3. スマレジ 税率を設定して販売する(確認日:2026年10月12日)
  4. Square 消費税設定の作成と管理(確認日:2026年10月12日)
  5. Square公式コミュニティ 複数税率設定(確認日:2026年10月12日)
  6. Square リーダー・ターミナル(確認日:2026年10月12日)
  7. スマレジ 料金プラン(確認日:2026年10月12日)
  8. Square POSレジの注文提供方法(確認日:2026年10月21日)https://squareup.com/help/jp/ja/article/8627-create-and-manage-order-fulfillment-methods-for-your-point-of-sale
  9. Square 条件付き消費税ルール(確認日:2026年10月21日)https://squareup.com/help/jp/ja/article/5622-use-conditional-sales-tax-rules-with-the-square-app
  10. 国税庁 軽減税率Q&A個別事例編(令和8年4月改訂)(確認日:2026年10月21日)https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/zeimokubetsu/shohi/keigenzeiritsu/pdf/qa/03-01.pdf
  11. Square 払い戻しを管理する(確認日:2026年10月21日)https://squareup.com/help/jp/ja/article/6116-process-refunds